レボリューション ダンスパフォーマンス・ラヴィ再演 ディレクターズカット 
〜酔いどれおやじよ永遠に〜  
@新宿スペース・ゼロ 2004.06.08.09
  
ついにきました!半年近く待ちかねていたこの公演!久し振りの関さんご出演の舞台。
楽しみにしていたのですよ。とっても。はい。広崎うらんさんという方の演出の舞台で、去年の公演が好評だった為の再演。
演劇的な要素をとりこんだダンスパフォーマンス。

素晴らしいダンサー15人の熱気あふれる熱いステージ。初めて拝見するダンサーの方も多かった。とくに驚いたのは松島誠さん。足がすごいの。足の甲とかで立ち上がったり。とくにかく足が柔らかく力強い。なんだ゜、あれは?動きも柔らかくありつつも力強くあり、うーん、スゴイ。なんだ、あれは?

幕開けからびっくり。酔いどれおやじが「ボレロ」。見かけは笑えるのよ。ハゲづらふかぶって、スーツで。
でもね、でもでも。そのおやじをやっている方、藤浦さんといって前回の「エリザベート」でトートダンサーだった方なのだけど。
上手い!バレエのステップの名前とか全然わかんないから、「何」っていうのはかけないんだけど凄かった。ジャンプして回っちゃったり、キレイなの。ビシッときめてくれてた。すごいキレイ。でもハゲづら。酔いどれおやじなので。しかも最後パンツ1枚(ブリーフ)。とにかく笑えるのよ、見かけは。
でもすごいの。踊りが。ホントに。(バンツ1枚で踊られたときには、この舞台どこへ行ってしまうのだろうか…と思った…)
中村音子さんもいつもながらに美しく、「あぁ、あんなスタイル(足)になりたいねぇ」と羨望のまなざしで見てしまった。音子さんもカッコイイだよね。さすが元宝塚男役。キリッとキレのあるダンス。キレイカッコイイ。

…とまあ、素晴らしいダンサーの方々がご出演されているワケですが。ワタシの視点は・・・・関仁史さんでアル。言わずもがな。
ホントに久し振りの舞台で楽しみにしていたのだ。

その関さん。でてきたと思ったら、フリフリフリルのブラウス着用。しかも怪しげな雰囲気。
可笑しな怪しさ爆裂120%。オカモチ持って踊るダンサーなんて他にはどこにもいないぞ!そしてつぶやくアヤシイフランス語。…怪しすぎ(笑)
…暗転。再びライトがつくとなにやら、ダンス教室のような雰囲気で…。
(かなり)怪しげだけど、やっぱりスタイルいいし、カッコイイわ…なんて思っていたら。いきなり。
「アーーーーーーーーーーーーーーーーイ!」(…って言ってたのか?こんな音だったが
…叫びました。せ、関さん…。苦しい、苦しいよ…可笑しくて。涙でるよ。
この「ルンバ」の場面で今まで舞台で見ていた関さんとは違う一面を垣間見たような気がする…。
でも「素」の関さんはこれに近いような…。とても楽しそうだったし。
ちなみにこの「叫び」、回を重ねる毎に激しくなっていった…ステキ(笑)

ルンバもあればタンゴもあり。ワタシ的に関さんはタンゴが似合うよ…って思っているので(前にも言ったかも)すごくすごーく嬉しかった。
そしてやはり、美しかった。手の動きがね。立ち姿がね。キレイなのよ。うん。
さらに目線にもまいるワケですが。一度関さん正面側の席になったのだが…。まいりました。そのヒトコトっす。
しかし、全員でのタンゴは圧巻であった。かっこいい…。

いろいろな場面、テーマ毎にダンス。コンテンポラリーではなく、演劇的なものをもちつつのダンスパフォーマンス。
出演ダンサーの方々は皆さん素晴らしくて(そうそうたるメンバーなのだが)。
身体で、踊りで感情とかストーリーとかを表現できるっていいなぁ・・・なんて思ったり。
それにしてもダンサーの方々のパワーに圧倒。ステージと客席も近かったので余計に感じた。

音楽も構成もダンスも、とにかく良かった。広崎うらんさんのほかの舞台も観てみたい。とても素晴らしいセンスだと思う。
もっと早くレボの存在を知りたかったなぁ…なんて激しく思わされた。

楽しかったし、分かりやすかったし(←結構重要)再演のワケがよく分かる。
再々演とかあったらまた観に行きたいなぁ。すっごく楽しかったもの。
3回観たけど、もっと観たい!と思わずにはいられない舞台、かな。うん。



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