DAISY PULLS IT OFF@池袋芸術劇場小ホール 2003.12.24 他 |
Studio Life のThe other公演。イギリスの女子高を舞台としたコメディタッチなお芝居。 A・Dと二つのチームに分かれて上演。できれば両チームと観たかったんだけど、Dのみ観劇。Aチームはチケットが激戦となり玉砕。 なぜにAがとれなかったかというと、「王子」こと笠原さんの女子高生姿が観たい人が多かったのであろう。(ま、ワタシもそのヒトリだ) 反対にDが取り易かったのは主役が客演だったから、と思われる。 実際観るまでは「Dだけかぁ」なんて思ってたんだけど、いやいやこれが! デイジー役(主役)の河原田君、すごく良かった。ライフって劇団として特殊なカンジだから外部の人の客演ってどうなの、って思ってたんだけど…、すっかりなじんでいて違和感ナシ。そしてとにかく上手いのだ。女子高生役がハマっていた。 そして親友トリクシー役の深山君も良かった。2人の友情が感じられた。デイジーとトリクシーが和解する保健室でのパペットのシーンよかった。 深山君の「オー、ジュビラーテ(←何語?)」もナイス。 お話しとしては、まぁ、他愛のないモノなんだけど、笑いあり涙ありのワタシ的にはとても大好きで楽しい舞台だった。 会場全体を使っての芝居で横の扉から入って客席通路で芝居をしながら舞台に上がったり、客席横で会話(アドリブと思われ)をしたり。客席での芝居でワタシのツボだったのはデイジーの同級生役の奥田くんと萬代くんの会話。 「夏休みどこ行ってたの?」 「オーストラリア」「ええぇ、いいなぁ、何したのぅ」 「カンガルー見たきた。それでカンガルーのポケットに入ってきたのぅ」 「ええっ、すごぅい」 「すごく広くってー2LDKもあるの〜」 だいたいこんな会話だったか。(エジプトでらくだに乗ってきた編もあった) 「カンガルーのポケットの広さは2LDK」ってなんなのさ。もうおかしくておかしてく、苦しかった。 楽しい芝居ではあったがひとつ言わせてもらえば、役者のみなさんカミすぎ。 それがライフ、それがジアザー、と言われていまえばそれまでだけど。 (そういう完成度を求めるな、ということか) お金をとってプロとして客の前で芝居をする、ということが分かってないんじゃあないのぅ、とか少し感じたので。(←偉そうだ…) …だったら行くなよ、という声が聞こえてきそうでアル。 |
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